5/8から「新型コロナウイルス感染症」の感染症法上の位置づけが『5類』に緩和されます。

5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが『2類相当』から季節性インフルエンザと同じ『5類』に緩和されます。では、5類移行によってどのような施策などの変更があるのでしょうか?

簡単に言うと大きく次の3つがあげられます。

①自宅療養(患者登録や健康観察などがなくなります)

陽性者の健康観察機関や濃厚接触者の待機期間がなくなります。そのため、陽性が判明した方は、医療機関、勤務先、学校などの指示に従うことになります。

②医療提供体制・治療(医療費が全額公費負担ではなくなります)

発熱した場合、幅広い医療機関での対応が可能になり、検査費用・外来医療費は自己負担(保険診療)が発生します。ただし、新型コロナウイルス感染症治療薬の費用は公費負担です。(解熱剤などは除く)また、入院の場合は高額医療費制度の支援があります。

③感染対策(感染対策は自己判断になります)

マスクの着用・手洗いなどの手指衛生・換気・密の回避は、国から求められることはなくなりますが、感染症の基本的な感染対策としては有効とされています。

では、コロナワクチンの接種についてはどうなるのでしょうか?

インフルエンザと同類になるのなら自己負担になると思いますよね?ですが、来年の3月末までは公費負担で接種できます。

コロナが緩和され気候も良くなり、今週末からのゴールデンウイークは国内外問わず多くの方々が外出を予定されていると思います。弊社としても利用者様が増えることは有難いことですが、決してコロナウイルスの威力がなくなったわけではありません。5類に移行するにあたり行動制限が緩和される中で「自分が感染しても、若いし元気だから大丈夫!」ではなく「自分が感染しても重症化しないかも知れないけど、自分のせいで重症化リスクのある大切な人に移して苦しめることになったら・・・」と思える方が一人でも多くいてくださると、私たちも安心して出かけることができますよね。