主治医からの病状説明に参加させて頂きました。

入院中によくある話の一つに、治療の方向性が決まったなどの理由で、主治医からご家族様の呼び出しの依頼があります。そのタイミングは様々ですが、時には医師の都合や検査の結果、患者様の症状を考慮し突然連絡があることも少なくはありません。しかし、中には仕事の都合やどうしても外せない予定がある方もいらっしゃいますよね。

今回は、お父様が入院されていてご家族へ現状の説明をしたいという連絡があった方からのご依頼でした。

母一人では医師からの説明が難しく理解できるが不安だが、急な連絡であったため付き添える家族が居ない。そのため、母に同行していただけないか?というご依頼をいただきました。

私たち医療従事者は、いかに専門用語を使わずに患者様やご家族に説明をしようかと意識しながらお話をするのですが、言葉はわかっても、それがどういう意味なのかが解らない…ということもよく聞きます。

また、私の母からもよく言われるのですが、医師からの説明を聞く前から「聞いてもわからないから先生に任せるわ」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。

しかし、ご自身のことやご家族のことですので、しっかりご理解したうえで色々な選択肢の中から自身で選び納得できる治療を行うことが一番大切で、それによって治療の効果が影響するとも私自身は感じています。

今回は、このような大切な場所に同席させていただき、お母様もしっかり医師の説明を理解したうえで治療や現状についての疑問点を聞くことができました。またご依頼者様にも内容をお伝えし、安心して頂くことが出来ました。

なかなか現場で働いていると、わかっていても配慮が行き届かないところがあったり、家族の立場では、「こんなこと聞いたら失礼かな?」とか「質問はあるけど何て言えばいいかわからない」ということがあります。

そういった医療介護者側と患者様側の気持ちを理解しながら、両者が気持ちよく向き合っていけるようサポートさせていただけたらと思います。